人間失格

2004年8月26日
そうはっきり言われた〜い

とかいううたが昔流行ったねえ。
そんなことはいいんだ。

普通、この本を読むのは中学生くらい、という話を聞いた。
でも私は25才ではじめてこの本を買った。
フォントが大きくて、読み始めは正直、
「この本はおもしろいのか?」と思った。
でも、読み終えた後、もう一度読んだ。
また日を空けて読んだ。この前も読んだ。

お世辞にも読書が好きといえない私であっても、何度も読める本を何冊か紹介してみよう、という気になった。
ちなみに、昨日の本もその中の1冊である。

この本が好きなのは。
別に太宰治が「好きなタイプ」だからとか。
物語が短いから、だとか。
安いから、だとか。
決してそんなことではない。(当たり前だ)

小説を読んで初めて、主人公の独白に、
「わかるわかる〜」「あるあるそれ〜」
と、重たすぎるほどの実感を込めて言うことができたのである。
そして、主人公の人生が、まるで自分の歩く道のように見えたのである。
ああ、私もきっと、こんな道を歩むことになるのだろう、と。

私も、火鉢に手をかざすまで、あと2年。

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