隣に座っていた某SV♀が、あるTSR♂に放った言葉。
同年代の相手ってことで、どうやらタメ語で話してしまったらしい。

この言葉を聞いて、ふと、こんな文章が浮かんできた。


・・・自分は怒っている人間の顔に、獅子よりも鰐よりも竜よりも、もっとおそろしい動物の本性を見るのです。ふだんは、その本性をかくしているようですけれども、何かの機会に、たとえば、牛が草原でおっとりした形で寝ていて、突如、尻尾でピシッと腹の虻を打ち殺すみたいに、不意に人間のおそろしい正体を、怒りによって暴露する様子を見て、自分はいつも髪の逆立つほどの戦慄を覚え、この本性もまた人間の生きていく資格の一つなのかもしれないと思えば、ほとんど自分に絶望を感じるのでした。
人間に対して、いつも恐怖に震いおののき、また、人間としての自分の言動に、みじんも自信を持てず、そうして自分ひとりの懊悩は胸の中の小箱に秘め、・・・

(太宰治「人間失格」より)


長くなりましたが、そんなくだりがあったなあ、と思い返したのです。

今の自分の気持ちに、しっくりくる言葉だったんでしょう。

隣の先輩は、いつも、淡々と仕事をしています。
忙しいときも、表情を何一つ変えません。
でも、一部のTSRさんとはとても仲が良くて、一緒に旅行に行ったり、男の子とはヤッちゃったりしてます。

たまたま、彼は、先輩の好みではなかったのでしょう。

でも、恐怖を覚えたわしが、一人いました。
                                                                                                                                                                          
今日はとてつもなく忙しかった。
明日もとてつもなく忙しいだろう。

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